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zoom RSS 2020で盛り上がる一方で・・・

<<   作成日時 : 2013/09/08 20:15   >>

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2020年のオリンピック開催地が東京に決定した。国民のほとんどが喜びに湧いているであろう中、やはり福島の汚染水問題については大いに疑問が残り、素直に\(^o^)/\(^o^)/という気にはなれない複雑な気持ちだ。

まあそれでも物は取りようで、世界中に約束してしまったのだから、安倍首相は何が何でも全力投球して示さなくてはならないところへ自身と政府を追い込んで何とかしようとしているのかもしれない。(と、思うしかないか)
福島だけではなく被災地の復興が今後どこまでスピードアップして希望につなげることができるかにも注目していきたいと思う。本当に総力を挙げて何とかして欲しい。

以下は、Yahooニュースで見つけた記事だが、大いに共感できるので掲載させていただく。安倍首相の発言は何度でも読み返し、都度確認したいところだ。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/takedasatetsu/20130908-00027934/
IOC総会で「健康問題は『将来も』まったく問題ない」と言い切った安倍首相
武田 砂鉄 | フリーライター 2013年9月8日 9時15分


小学生は「宿題は明日やる」と言うが、安倍首相は「そもそも宿題はありません」と言ったのだ。
猪瀬直樹東京都知事は、東京五輪開催が決定した後のインタビューで「これで希望を作ることができる」と紅潮した顔で答えた。招致におけるメインスローガンは、「今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ」だった。

必要とされていた夢がこうして手に入り、これで希望が作れるのだと言う。あまりにも浮ついてはいないか。投票直前の安倍首相のスピーチも含めた上で皮肉めいた言い方をすれば、欲しかった希望は、「国民の希望」ではなく「原発に対する希望的観測」だったのではないか。

投票が始まる直前に新聞受けに差し込まれた朝刊を引っこ抜いて、日本に五輪を行なう資格などないのではと根から疑った。進む投票を横目で見つつ、IOC総会での最後のプレゼン&質疑応答で放たれた安倍首相の発言要旨にうなだれた。

福島第一原発での汚染水漏れに対して、「状況はコントロールされている。決して東京にダメージを与えるようなことを許したりはしない」(9月8日・朝日新聞朝刊)とした。4日の会見で招致委員会の竹田恒和理事長が「東京は水、食物、空気についても非常に安全なレベル」「福島とは250キロ離れている」(9月7日・東京新聞朝刊)と、「中央が良ければ」という信じ難い考えを漏らしたが、7年後の大きなパーティの準備に明け暮れるあまり、目の前に山積した課題を放ってしまった。宿題をサボって遊びに行く小学生でもあってもそれなりに宿題のことをプレッシャーにしながら遊んでいるはずだが、この方々には、そういった後ろめたさがない。小学生は「宿題は明日やる」と言うが、この人たちは「そもそも宿題はありません」と言ったのだ。子どもじみている、と書いたら、子どもに失礼だ。

失われた希望を元に戻さずに、新しく希望を作ろうという。非道ではないか。
国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価を、「レベル1(逸脱)」から「レベル3(重大な異常事象)」に引き上げられた経緯のなかで、今現在の汚染水漏れを「状況はコントロールされている」と断言してしまう異様さをIOCの委員たちが最終的に察知できなかったのは残念だが、そもそもIOCは国際機関ではないし収入源の安定を最優先する組織だから、この汚染漏れの実態がどこまで最終的な判断基準として問われたかは分からない。

それにしても、目の前にある重大な事実を、「夢」「希望」という(現時点では)空疎なメッセージで覆い被せようとする働きかけに飲み込まれてはいけない。たったの2年半前に、経済優先のために進めてきた国策によって、個人がすさまじく軽視されたことを実感したばかりではないか。東京五輪が開催されれば数十万人が海外から日本にやってくる。それによる経済効果も期待される、財界の期待も膨らむ。その数十万人の一方で、福島県民は今でも約15万人が避難をしている。失われた希望を元に戻さずに、新しく希望を作ろうという。これって本当に、非道ではないか。物事には、順番がある。その順番を完全に誤っている。

「直ちに人体や健康に影響はない」と「健康問題は今までも現在も将来も、まったく問題ない」
「汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内で完全にブロックされている」「健康問題は今までも現在も将来も、まったく問題ない」、この安倍首相の発言は極めて重い。安倍首相がこの場で「完全に」「まったく」と断定したことを絶対に覚えておくべきだし、とりわけ健康問題について「将来も」まったく問題ない、としたことについて、その論拠の明示を求めなければならない。

原発事故発生直後、当時の官房長官であった枝野幸男は「直ちに人体や健康に影響はない」と繰り返した。「じゃあ将来は?」という問いには答えが用意できなかったのだ。今回、安倍首相は「健康問題は将来も、まったく問題ない」と言い切った。そう言い切れる理由はどこにあるのか。直ちに明示をすべきだ。

「健康問題は今までも現在も将来も、まったく問題ない」とした後に、安倍首相はこう続けている。「完全に問題のないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している」。現在着手しているプログラムは、「完全に問題のないものにするため」のもの。となれば、その前に発言した、「まったく問題ない」は早々に崩れる。ヘッドラインだけではなく事実を見てほしいと安倍首相は言うが、そちらのお粗末なヘッドラインを正すのが先ではないのか。

経済と夢と希望が巨大なスピーカーで連呼されたとき、悲痛で切実な声は届かなくなる。
いざ開催が決定すると、五輪と福島を絡めて冷静に発言することに、「こうして皆が喜んでいる時になんで水をさすのか」という雰囲気が立ちこめるのだろう。そして、(だからこそ)「今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ」というスロガーンが巧妙に声高に動き出す。これで経済が活性化される、という言葉は、かつて地方に原発を量産したときに放たれた、これで地域が潤うんだからいいじゃないですかと、同義だ。あの時は起きるかもしれない事故に目を向けさせないようにしたわけだが、今回は起きてしまった事故に目を向けさせないようにしてみせたわけだ。こうして、経済と夢と希望が巨大なスピーカーで連呼されたとき、悲痛で切実な声は届かなくなる。

もう一度繰り返す。小学生は「宿題は明日やる」と言うが、この人たちは「宿題はありません」と言ったのだ。7年後の五輪開催は確かにめでたいが、まずは、その希望のために大きな宿題を揉み消そうとする非道に厳しい目を向けなければいけない。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130908-00000059-jij-spo
最終プレゼンが勝因=IOC委員の評価―2020年五輪招致
時事通信 9月8日(日)12時10分配信

 東京が開催を決めた20年夏季五輪招致で、国際オリンピック委員会(IOC)委員の多くが東京の最終プレゼンを勝因の一つに挙げた。懸念された東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題に対する安倍晋三首相の明確な説明も評価された。
 最終プレゼンでの質疑応答で汚染水問題について質問したハイベルク委員(ノルウェー)は「風評が耳に入っており、誰かが聞かなくてはならなかった。首相は問題をきちんと理解し、答えは的確で、危険がないことが伝わった」と話した。
 コーツ理事(オーストラリア)も汚染水問題に対する説明に納得し、「マドリードは経済危機、イスタンブールには政情不安がある。IOCは安心して開催できる都市を選んだ」と分析した。
 パウンド委員(カナダ)は「東京が1回目の投票で勝つとさえ思っていたから驚きはないが、(60票を取った2回目の)大差にはびっくりした」と言う。また、失敗した16年五輪招致と比較し、「厳しい質問にも明確な英語で返していたし、あれほど感情に訴えた日本のプレゼンを見るのは初めてだった。勝利に値する」と、前回からの成長ぶりをたたえた。
 次期会長選の有力候補になっているバッハ副会長(ドイツ)は「東京は開催の提案を実現できることをきちんと示した」と評価した。 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
東京に決まらないように願って寝たけれど、起きたら決まっていました。
テレビでは、浮かれすぎ、はしゃぎ過ぎの人々ばかり。
現実を直視せずに、逃げているように見えます。
目先の経済効果が、すべてに優先していることは確かなようです。
飯倉片町 梅子
2013/09/09 06:57
飯倉片町 梅子さま

こんばんは。
コメントありがとうございます。

確かに色々な観方がありますが、招致に関わったスポーツ選手他のみなさんはそれを役目・使命として尽力され嬉しい結果を出されたのだと思いますのでそれについては何も否定するつもりはありません。
こんなときだからこそお祭りは必要ということもあるでしょうね。どんな時も活気がないとよくなることもならなくなる可能性もありますから。

それにこれを機にインフラ整備にも拍車がかかって首都高速他の安全も高められるかもしれませんし、でも、おっしゃる通り経済効果が優先されているのも事実と思いますし、やるべきことをやってくれないと本当に国民のためなのかどうか疑問ですよね。

今後、安倍首相の汚染水洩れに関する「今までも現在も将来も、まったく問題ない」発言は間違いなく波紋を呼ぶでしょうね。

それにしてもオリンピックに関する構想(施設や選手村や交通等)はしっかりできているのに、震災復興については遅々として進まないのはとても対照的でした。(@_@。
氣楽
2013/09/09 19:42

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