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<<   作成日時 : 2014/12/08 00:33   >>

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ここのところ、なかなか時間がとれず「編集中」の記事ばかりが増えいる。その中でも 【秘密保護法 言わねばならないこと】は、選挙とも関連するので、よく読んでおきたい。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/iwaneba/list/CK2014120502000168.html

東京新聞 TOKYO WEB
2014年12月5日

【秘密保護法 言わねばならないこと】

(35)「戦後の精神」つなぐ 作家 大江健三郎さん

 特定秘密保護法が成立してから、六日で一年。施行は十日に迫った。集団的自衛権の行使容認の問題と合わせ、作家の大江健三郎氏に聞いた。


 政府が言う「積極的平和主義」は、憲法九条への本質的な挑戦だ。米国の戦争の一部を担う立場に変えていこうとするために「積極的平和主義」という言葉をつくった。だから、何よりも特定秘密保護法が必要になる。


 集団的自衛権を行使できることを日本の態度とするなら、米国が起こしうる軍事行動に踏みとどまる建前を失う。どういう戦闘が行われるか、戦況はどうなるか。米軍と自衛隊のやりとりは何より秘密でなければならない。秘密保護法を一番要求しているのは米国だろう。


 日本政府は「積極的平和主義」を内外に宣伝している。最初、それは誰にも滑稽な言葉だった。しかし、半年、一年とたつと、国民は慣れて反発しなくなった。政府が国家の方針として提示し続ければ常態となる。市民は抵抗しなくなるということではないか。いま日本は、かつてなかった転換期にあると感じる。


 「積極的平和主義」という言葉に対比すると、いままで日本が取ってきた態度は憲法九条に基づく「消極的平和主義」になる。


 日本は平和を守るために戦うとは決して言わなかった。軍備を持たない、戦争はしないと世界に言い続けた。平和という場所に立ち止まる態度だ。僕は尊重されるべき「消極的平和主義」だと考えている。


 「積極的平和主義」は言い換えれば「消極的戦争主義」になる。米国の戦争について行く。戦場で肩を組んで行けば「消極的」か「積極的」かは関係なくなってしまう。自衛隊員が一人でも殺される、あるいは自衛隊員が一人でも殺すことになれば「消極的戦争主義」というフィクションも一挙に消えてしまう。憲法九条を残したまま、すっかり別の国になってしまう。後戻りはできない。それは明日にも現状になる。


 僕が十二歳のときに憲法ができた。学校で九条の説明をされて、もう戦争も軍備もないと聞いて、その二年前まで戦争をしていた国の少年は、一番大切なものを教わったと思った。自然な展開として、作家の仕事を始めた。九条を守ること、平和を願うことを生き方の根本に置いている。われわれは戦後七十年近く、ずっとそうしてきた。次の世代につなぎたい。


 僕も、すぐ八十歳。デモに参加すると二日間は足が痛むが、集会で話すこともする。そのような自分ら市民を政府が侮辱していると感じるから。「戦後の精神」を持ち続ける老人でいたい。


 おおえ・けんざぶろう 1935年生まれ。東大在学中に「死者の奢り」で作家デビュー。代表作に「個人的な体験」「万延元年のフットボール」など。94年、日本人として2人目となるノーベル文学賞を受賞。護憲派の市民団体「九条の会」の呼びかけ人。



やはり、どんなことがあっても戦争のない平和な社会、国、世界を目指したい。
日本は幸い、憲法九条に守られて戦争をしない国であり続けてこられた。

> 「積極的平和主義」という言葉に対比すると、いままで日本が取ってきた態度は憲法九条に基づく「消極的平和主義」になる。

と、いうよりも、私は一歩進めて、「積極的平和主義」というならば、日本と同じように戦争をしない国、戦争放棄する国を一国でも多く誕生するよう世界に働きかけるという意味で使って欲しいと思っている。
何故なら、憲法九条に基づく戦争放棄は、決して「消極的平和主義」ではなく、むしろ勇気ある姿勢、方向性を示していると理解するからだ。

けれど、大江さんがおっしゃる通り、秘密保護法も集団的自衛権も、今のままではみな抵抗せず、疑問に思わず慣らされていくような気がするのは確かである。
後戻りするのではなく、平和への道を勇気と自信を持って前進しよう。


というわけで、安倍首相の言う「積極的平和主義」は当然認められない。答えはノーである。

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