心のまま大らかに

アクセスカウンタ

zoom RSS 雨の広島・原爆の日

<<   作成日時 : 2014/08/06 20:03   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

毎年のことだが、NHK放送で式典の模様を観る。小学生の「平和への誓い」も力強くしっかり受け継いでいることに安心する。私が注目していたのは松井一実広島市長が今の日本のあり方をどう表現するのかということ。

 唯一の被爆国である日本政府は、我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増している今こそ、日本国憲法の崇高な平和主義のもとで69年間戦争をしなかった事実を重く受け止める必要があります。

本当にその通りですね。

http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040003_W4A800C1000000/
被爆から69年、広島原爆の日 「名実とも平和国家に」
2014/8/6 9:45 記事保存

 被爆から69年の広島原爆の日を迎えた6日、広島市中区の平和記念公園では雨の中、午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれた。松井一実市長は平和宣言で、政府に「名実ともに平和国家の道」を歩み続けるように求め、被爆地として核兵器廃絶への積極的な取り組みをあらためて世界に訴えた。

 大きな議論を巻き起こした集団的自衛権行使容認には直接言及せず「日本国憲法の崇高な平和主義の下で69年間戦争をしなかった事実を重く受け止める必要がある」とだけ指摘した。被爆者や市民団体からは反対の主張を盛り込むべきだとの批判も上がった。長崎市の田上富久市長は、9日の長崎原爆の日の平和宣言に「集団的自衛権」の文言を入れる。

 松井市長は原爆を「子どもたちから温かい家族の愛情や未来の夢を奪った『絶対悪』」と強調。憎しみを生む武力ではなく、未来志向の対話が重要だとし「被爆者の人生を自身のこととして考え、行動を」と呼び掛けた。

 松井市長は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故が発生した2011年から、毎年述べてきた被災地への思いや原発、エネルギー政策にも触れなかった。

 参列した安倍晋三首相は「人類史上唯一の被爆国として、わが国には『核兵器のない世界』を実現していく責務がある」とあいさつした。潘基文国連事務総長もメッセージを送った。


 雨の中集まった約4万5千人の参列者は「平和の鐘」が鳴る中、原爆投下時刻の午前8時15分に黙とう。子ども代表の広島市の小学生が「平和への誓い」を読み上げた。

 式典には68カ国と欧州連合(EU)から代表が参列。核保有国からはキャロライン・ケネディ駐日米大使をはじめ英仏ロの4カ国の代表が出席したが、中国は欠席。2年連続で出席していた福島県浪江町長は欠席した。

 この1年間に死亡したか、死亡が確認された原爆死没者は5507人。被爆者健康手帳の保有者は13年度末時点で19万2719人と、初めて20万人を割った。平均年齢は79.44歳となった。〔共同〕



http://www.nikkei.com/article/DGXMZO75302130W4A800C1I00000/
平和宣言の全文
2014/8/6 10:06 情報元 日本経済新聞 電子版

 松井一実広島市長が出した平和宣言の全文は次の通り。

 被爆69年の夏。灼けつく日差しは「あの日」に記憶の時間を引き戻します。1945年8月6日。一発の原爆により焦土と化した広島では、幼子からお年寄りまで一日で何万という罪なき市民の命が絶たれ、その年のうちに14万人が亡くなりました。尊い犠牲を忘れず、惨禍を繰り返さないために被爆者の声を聞いてください。

 建物疎開作業で被爆し亡くなった少年少女は約6000人。当時12歳の中学生は、「今も戦争、原爆の傷跡は私の心と体に残っています。同級生のほとんどが即死。生きたくても生きられなかった同級生を思い、自分だけが生き残った申し訳なさで張り裂けそうになります。」と語ります。辛うじて生き延びた被爆者も、今なお深刻な心身の傷に苦しんでいます。

 「水を下さい。」瀕死の声が脳裏から消えないという当時15歳の中学生。建物疎開作業で被爆し、顔は焼けただれ、大きく腫れ上がり、眉毛や睫毛は焼け、制服は熱線でぼろぼろとなった下級生の懇願に、「重傷者に水をやると死ぬぞ。」と止められ、「耳をふさぐ思いで水を飲ませなかったのです。死ぬと分かっていれば存分に飲ませてあげられたのに。」と悔やみ続けています。

 あまりにも凄絶な体験ゆえに過去を多く語らなかった人々が、年老いた今、少しずつ話し始めています。「本当の戦争の残酷な姿を知ってほしい。」と訴える原爆孤児は、廃墟の街で、橋の下、ビルの焼け跡の隅、防空壕などで着の身着のままで暮らし、食べるために盗みと喧嘩を繰り返し、教育も受けられずヤクザな人々のもとで辛うじて食いつなぐ日々を過ごした子どもたちの暮らしを語ります。

 また、被爆直後、生死の境をさまよい、その後も放射線による健康不安で苦悩した当時6歳の国民学校1年生は「若い人に将来二度と同じ体験をしてほしくない。」との思いから訴えます。海外の戦争犠牲者との交流を通じて感じた「若い人たちが世界に友人を作ること」「戦争文化ではなく、平和文化を作っていく努力を怠らないこと」の大切さを。

 子どもたちから温かい家族の愛情や未来の夢を奪い、人生を大きく歪めた「絶対悪」をこの世からなくすためには、脅し脅され、殺し殺され、憎しみの連鎖を生み出す武力ではなく、国籍や人種、宗教などの違いを超え、人と人との繋がりを大切に、未来志向の対話ができる世界を築かなければなりません。

 ヒロシマは、世界中の誰もがこのような被爆者の思いを受け止めて、核兵器廃絶と世界平和実現への道を共に歩むことを願っています。

 人類の未来を決めるのは皆さん一人一人です。「あの日」の凄惨を極めた地獄や被爆者の人生を、もしも自分や家族の身に起きたらと、皆さん自身のこととして考えてみてください。ヒロシマ・ナガサキの悲劇を三度繰り返さないために、そして、核兵器もない、戦争もない平和な世界を築くために被爆者と共に伝え、考え、行動しましょう。

 私たちも力を尽くします。加盟都市が6200を超えた平和首長会議では世界各地に設けるリーダー都市を中心に国連やNGOなどと連携し、被爆の実相とヒロシマの願いを世界に拡げます。そして、現在の核兵器の非人道性に焦点を当て非合法化を求める動きを着実に進め、2020年までの核兵器廃絶を目指し核兵器禁止条約の交渉開始を求める国際世論を拡大します。

 今年4月、NPDI(軍縮・不拡散イニシアティブ)広島外相会合は「広島宣言」で世界の為政者に広島・長崎訪問を呼び掛けました。その声に応え、オバマ大統領をはじめ核保有国の為政者の皆さんは、早期に被爆地を訪れ、自ら被爆の実相を確かめてください。そうすれば、必ず、核兵器は決して存在してはならない「絶対悪」であると確信できます。その「絶対悪」による非人道的な脅しで国を守ることを止め、信頼と対話による新たな安全保障の仕組みづくりに全力で取り組んでください。

 唯一の被爆国である日本政府は、我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増している今こそ、日本国憲法の崇高な平和主義のもとで69年間戦争をしなかった事実を重く受け止める必要があります。そして、今後も名実ともに平和国家の道を歩み続け、各国政府と共に新たな安全保障体制の構築に貢献するとともに、来年のNPT再検討会議に向け、核保有国と非核保有国の橋渡し役としてNPT体制を強化する役割を果たしてください。また、被爆者をはじめ放射線の影響に苦しみ続けている全ての人々に、これまで以上に寄り添い、温かい支援策を充実させるとともに、「黒い雨降雨地域」を拡大するよう求めます。

 今日ここに、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げるとともに、「絶対悪」である核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現に向け、世界の人々と共に力を尽くすことを誓います。

 平成26年(2014年)8月6日

 広島市長 松井一実
 (表記は原文のまま)〔共同〕


http://www.nikkei.com/article/DGXMZO75302160W4A800C1I00000/?bv=NDSKDBDGKDASFB06004_06082014MM0000%5CDE1%5C89e38628++++++
安倍首相のあいさつ要旨
2014/8/6 10:06 情報元 日本経済新聞 電子版 記事保存

 広島の原爆死没者慰霊式・平和祈念式での安倍晋三首相のあいさつ要旨は次の通り。

 原爆の犠牲となった方々の御霊に謹んで哀悼の誠をささげる。今なお被爆の後遺症に苦しんでいる皆さまに心からお見舞いを申し上げる。

 人類史上唯一の戦争被爆国として、核兵器の惨禍を体験したわが国には、確実に「核兵器のない世界」を実現していく責務がある。その非道を後の世に、また世界に、伝え続ける務めがある。

 私は昨年、国連総会の「核軍縮ハイレベル会合」で「核兵器のない世界」に向けての決意を表明した。わが国が提出した核軍縮決議は、初めて100を超える共同提案国を得て、圧倒的な賛成多数で採択された。包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効に向け、関係国の首脳に直接、条約の批准を働き掛けるなど、現実的、実践的な核軍縮を進めている。

 本年4月には「軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)」の外相会合を広島で開催し、被爆地からわれわれの思いを力強く発信した。来年は被爆から70年目という節目の年であり、5年に一度の核拡散防止条約(NPT)運用検討会議が開催される。「核兵器のない世界」を実現するための取り組みをさらに前へ進める。

 今なお被爆による苦痛に耐え、原爆症の認定を待つ方々がいる。昨年末には、3年に及ぶ関係者の方々のご議論を踏まえ、認定基準の見直しを行った。多くの方々に一日でも早く認定が下りるよう、今後とも誠心誠意努力する。

 核兵器の惨禍が再現されることのないよう、非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶に、世界恒久平和の実現に力を惜しまぬことを誓う。〔共同〕

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
dなのに 何故やけつく日差しのところそのまま読んだんだろ?

2014/08/07 05:07
おはようございます。コメントありがとうございます。

当日のスピーチでは言葉を変えていたと思います。(違和感がなかったので、多分…)雨天は想定外でしたね。

で、音声で残っていないか調べたのですが、あいにく見つかりませんでした。

記事冒頭に「松井一実広島市長が出した平和宣言の全文は次の通り。」とあるようにこれは予めマスコミ等に配られていたものですね。
記事最後にも、(表記は原文のまま)とあったのは、そのためと思いましたので私もあまり気になりませんでした。

因みに、長崎の平和宣言には集団的自衛権に触れるとどこだったかの記事で見ましたので注目しています。
氣楽
2014/08/07 08:55

コメントする help

ニックネーム
本 文
雨の広島・原爆の日 心のまま大らかに/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる