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zoom RSS 財布に効いている間は、体に効かない!

<<   作成日時 : 2005/10/07 22:32   >>

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タイトルの「財布に効いている間は、体には効かない」とは、某免疫内科の先生の言葉で、実に「言い得て妙」である。

10月5日、私は友人の勧めに応じて、秋田の某病院の免疫内科の先生のところへ診察を受けに行った。
例の如く、移動のために使う丸椅子を抱えて自宅を出た。
一緒に行ってくれる東京の友人とは東京駅丸の内南口にある、身障者の待合室で会うことにしていた。私には久しぶりの旅となる。
時間が来ると駅員が迎えに来てくれ、秋田新幹線のホームまで案内をしてくれる。
車内には障害者用の席があって、そこを予約していた。が、案の定、肘掛が上がらず固定のままなので、車椅子から直接乗り移ることができない。そこで用意していた丸椅子が役に立つ。丸椅子に移り、ようやく席に着くことになる。これは、車に乗るときも、また、ホテルでベッドに移る時にも同様で、丸椅子がないと一切車椅子からの移動がままならない。
行く先々に丸椅子が用意されていたら、家から抱えていく必要もなく、もっと気軽な旅ができると思うが、さて、そんな日が訪れるのかどうか・・・
                                                    ↑夕日輝く日本海
しかし、今度の旅は、友人たちの温かいサポートがあってすべてが順調に運んだ。
新幹線は、雨降る東京を離れ、上野、大宮、仙台、盛岡へと走り続ける。盛岡から、秋田新幹線は在来線の単線を走る。雨はやがて曇天に変わり、薄日が射し、北へ走れば走るほど天気は回復して行った。
盛岡以降は、新幹線なのに、途中在来線の通過待ちなどというのもあって、非常にローカルでのどかな雰囲気を味あわせてくれた。東京から約4時間。ようやく秋田に到着。
改札口では、迎えに来てくれた友人であるBRONZEのchihoさんの姿が、真っ先に目に飛び込んで来た。
お互いにニッコニコの笑顔で再会を喜び合う!

chihoさんの車で、病院へ案内される。
14時30分、診察券を受付で貰い、2階へ。受付表に記入し、呼ばれるのを待つ。
「どうしましたか?」の質問に、経過を説明、今、主治医に処方されている薬の処方箋を見せる。
ひとつひとつの薬を確認しながら、「私だったらこんな処方はしない。この薬とこの薬では効果を相殺してしまい、いくら飲んでも効果なんか出てきませんよ。胃潰瘍でもないのに胃潰瘍の薬なんか飲んでどうするんだ?」と胃腸薬がダブって出されていることにも疑問を呈する。
仰ることは一々ごもっともである。元々、胃腸薬は強い薬を出しているので胃腸保護のために出されているものである。特に胃腸が悪いわけではない。副作用予防でもあるが、私自身も薬のダブりやその多さに疑問を持ち、少しでも減らしたかったので、納得納得の連続であった。

そして、前述の「財布に効いている間は、体には効かない」の名言が。
確かに、10種類以上の薬が出されていて、薬で儲けているのではないかと思うことはある。病院経営をするために、患者に余計な負担をかけているのは否めない事実としてあると思う。
その負担は、お財布(医療費)と余計な薬を解毒しなければならない肝臓などの内臓にである。
体に効かないとは、まさに現段階での私の体であり、副作用に苦しんでも、良い結果は得られないわけである。

「私が引き受けるとするなら、今処方されている薬を一切断ち切って、先ずは炎症を抑える治療をする。炎症が治まった段階で、初めてビオチン(ビタミン剤)が効を奏してくる。治療には段階がある。勿論、ビオチンを飲んでいることは構わないが、1年後ぐらいに効いてくるものだ。・・・・」と。
そして、「東京から秋田まで定期的に通うことは難しいだろうから、責任を持って診ることができないので、お引き受けできません」とはっきりと断られた。
はっきり物事を言ってくれるということは、それだけ誠意を示してくれているわけで、私にとっては「断ってくれてありがとう」なのだ。秋から冬へと移って行く中での通院は確かに容易なことではない。
chihoさんは、私のためなら喜んでサポートさせてもらうと言ってくださったが、物理的に観て、「今」という時点では、先生にお会いし、忌憚のない意見を聞かせてもらうことで良かったのである。目的は達したのである。先生にお会いできて本当に良かったと思っている。
その代わり、東京で薦められる病院を二箇所挙げてくれた。「ここなら、薦められます」と仰ってくれた。それがなんとも有り難いではないか。感謝感謝である。

今時、このような先生がいらしたのかと、ありがたく思った。混交玉石とはよく言ったものである。
そして、診察料も請求されることはなかったのである。これは、今後の診察を医者側が断ったことで今回の診察もキャンセル扱いにしてくれたようだった。

ただ、誤解のないように付け加えるが、この混交玉石とは、秋田の先生を「玉」。本来の医師としてのあるべき姿、理想とする姿として強調したかったので使ったのであって、私の主治医を「石」と決め付けたわけではない。それは見方の違いであって、地元ではかなり有名な先生であり、研究熱心で患者を思う気持ちは、誰にも負けないものが窺える。それは医師としての葛藤かもしれないが、新薬開発に力を注いでいるであろう姿は、単にデーター収集のためというのではなく、やはり、そこにも患者を苦しみから少しでも救ってあげたいという気持ちの現われを感じるのである。
「Kさん、お金じゃないからね。私はこれで金儲けをしようなどとは全く思っていない。確かに高額な薬だけど、お金じゃないんだから・・・」と目を赤らめながら私に切々と訴え、新薬治療を勧めてくれたときの姿は、今も強く印象に残っている。
もし、その薬が劇的に効いて、健康を取り戻したならば、その患者にとっては、素晴らしい先生であって、それなりの評価が与えられるであろう。まさに「玉」に値するのである。
現代の先端にある新薬開発も、そういう分野がなければ進歩発展はない。既存の薬では治療効果がなかなか認められない患者に対し、開発に力を注ぐ姿はそこに医師としての無力さや、葛藤なども、垣間見ることができる。
要は、取り組み方、方向性の違いであって、自分にとってどちらの先生の姿が合っているかということでもあるかもしれない。
しかし、病状も含めてあるがままを受け容れている私にとっては、もっと緩やかな医療であって欲しいし、これ以上体に負担をかけたくないというのが、本音である。

そして、どの医師にも「先生、私に処方している薬を、あなたの大切な家族が患者と同じ立場にあったら、同じように処方できますか?」と問いたいと思う。そのときの答えが玉か石かの判断基準になると思う。

私は、早速、帰京後勧められた病院へ連絡を取ることを心に決めた。
そして、今処方されている薬を飲むことはやめることにした。もともと薬を絶つことは私が望んでいることである。しばらくは、薬切れ状態の症状は出るのだが、それに負けないだけの意思は持ち合わせている私である。
このまま、ずっと今の病院に通うことは、医者の熱意としても、次から次と新薬を勧められ、そのデーター収集に協力することになるのだから、もうそろそろそういった協力によって体に負担をかけることから自身を解放しようと思う。元々、特定疾病で年齢に関係なく介護保険が適用される私は、そのための書類を書いてもらうために通院し始めたのだから。
今後、体に優しい治療法に巡りあえるかどうか分からないが、少なくても今の状態を続けていくことは、体にとってよいことはないのだから。

先生にお礼を言って病院を後にした私は、やはり転換期だと再認識し、すっきりしていた。
それを祝福するかのように、青く澄み渡った空に、鳥海山が姿を現し、更に、日本海に沈む太陽に渦を巻くような筋雲のなんと美しかったことか。打ち寄せる波の音に潮の香がなんとも心地よい。
その日は、それだけでは終わらない。ホテルに着いて、3人で食事をした後、BRONZEのスタジオ「第三の扉」を訪問する。
そのことについては、次の頁に記すことにしたい。

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「財布に効いている間は、体に効かない!」について 自由きままにさん、お疲れ様でした! あの2日間の秋田の空は、最高でしたね*^^* 同じ秋田にいても、時間やスケジュールや、条件、全て整わないとあんなに美しい景色は見られません! 今でも、この写真を見ると潮風と、波の音、そして海の香りがするようですね。次のブログも楽しみにしています! (こちらをご覧になった皆様、上のタイトルクリックしてみてくださいね、その時の海の写真が掲載されてます♪) ...続きを見る
BRONZE〜音のある風景〜by Ch...
2005/10/09 00:49

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内 容 ニックネーム/日時
混交玉石について、少し加筆しました。
自由気ままに
2005/10/08 10:59

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